時間管理のライフハック！長時間労働はやめる

役に立たない長時間労働

「毎日徹夜だよ」「残業が週に20時間を超えた」このような長時間労働を自慢げに話す人は注意が必要です。働きすぎは何の役にも立たないからです。働きすぎは強いストレスを生み、健康上の問題を起こします。ストレス解消のためのアルコール摂取が依存を生み出すこともあります。また長時間労働をしていると、コミュニケーション能力が低くなるという研究結果もあります。実際に徹夜明けでイライラしたり、人と接する気力がわかないという経験をした人もいるでしょう。
さらに睡眠不足の状態ではミスを生みやすくなります。間違った判断をしてしまい、方向性を見失うこともあります。目の前の些細なことに心を奪われて、木を見て森を見ずの状況に陥ることもあります。さらに長時間労働をすると会社や上司の評価が高くなると思っている人はいませんか。しかしほとんどの上司は「長時間労働をしている部下とそうでない部下の見分けがつかない」という衝撃の研究結果まであります。

長時間労働は「現実逃避」かもしれません

長時間労働をしている人は、自分の1日の行動を全て記録してみましょう。実は意味もなく作業をしているだけの時間が目立つのではないでしょうか。もしかしたら「頑張っているように見える時間」を作るために、効率的な作業ができなくなっているかもしれません。働かないと目的を達成できないのは事実ですが、集中力が欠けた状態で、長い時間努力してもほとんど意味がありません。実は長時間労働は、「考えて働くのを避けている」、現実逃避のひとつなのかもしれません。

短時間労働で生産性を高めましょう

長時間労働は効率的な働き方ではありません。体に悪い影響が出るかもしれない、意味のない働き方ということを認めましょう。そして週に働く時間の「上限」を設定しましょう。例えば「週に50時間を労働時間の上限にする」と決めます。そしてその時間をいかに有効活用するか、そこに意識を集中してスケジュールを組みましょう。タスクを重要度の高いものと低いものに分け、重要度の高いタスクを達成するために必要な時間を割り振っていきます。余った時間に重要度の低い作業を組み込んでいきましょう。このようにタスクの重要性を整理し、労働時間の上限を定めることで、ビジネス上の目標を達成するために必要なものが可視化できるようになります。後は限られた時間に集中して作業を行うだけです。これからは長時間労働を捨てて、短時間でも効率的で生産性の高い仕事をしましょう。