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生産性が向上するおしゃべりをしよう

コミュニケーションのライフハックのひとつに「おしゃべり」があります。おしゃべりは生産現場では「ムダなもの」というイメージがありますが、実は生産性の向上に大きく関係していることが最近の研究結果で分かっています。

生産性が向上するおしゃべりをしよう

「おしゃべり」で生産性が向上します

職場で「おしゃべり」をすることは、あまり推奨されていないかもしれません。しかしMITメディアラボのサンディ氏は、職場環境のやり取りのトラッキングをする「ソシオメーター」というデバイスを使い、おしゃべりの有効性を示すことに成功しました。人々が職場でどのように仕事をしているのかを調査した結果、生産性の高いグループと生産性の低いグループに「ある要因」が関与していることが分かりました。生産性の高いグループの多くが、「同僚とのやり取りの量」が多い傾向にあったのです。このやり取りは質よりも量が大切です。つまり生産性を上げるため、意識の高いコミュニケーションをする必要はありません。一見暇つぶしに見えるような「単なるおしゃべり」が効果的だというわけです。内容は何であれチームスタッフと話をすればするほど、チームの生産性がアップし成績が向上します。

一緒にランチを取るだけでも有効

おしゃべりの有用性は経営陣やチームリーダーなどに限られるものではなく、役職の無い人々、一般社員レベルでも同程度に重要なことが分かっています。ソシオメーターの調査をコールセンターで行ったところ、収益につながる生産性の3分の1が、正式な会議以外の場所での会話、つまり「おしゃべり」により生まれていることが分かりました。おしゃべりの重要性を知った企業は、職場内でのおしゃべりを推進するための活動を始めています。スタッフが各自バラバラで休憩時間を取るのではなく、チーム全体で一斉に休憩を取るようにしたり、ランチを一緒に食べられる大きなテーブルを用意して、おしゃべりがしやすい環境を作っています。そしてこのような取り組みが、大きな職場改善プロジェクトよりも収益増加に寄与しています。

チーム内のつながりが大切です

おしゃべりが生産性に多大な貢献をしていることが分かると、おしゃべりは「大目に見られるもの」から「会社が推進すべき大切な項目」に変化しています。おしゃべりはグループ内のコミュニケーションを増やし結びつきを強めます。家族の話、余暇の過ごし方などを共有することが、グループの一体感を強め生産性を著しく高めているのです。2005年のある研究で、ブロードウェイの演劇の興行収入に関するものがありました。興行収入が多いヒットした作品を生んでいるグループは、スタッフの結びつきが強かったことが分かっています。初対面のスタッフが作ったグループよりも、役者と裏方双方に面識があるグループの方が高い興行収入という成果を出しやすいことが分かったのです。

新しい血がイノベーションを生みます

またグループ内の仲が良いだけでは、高パフォーマンスにつながらないという研究結果もあります。高いパフォーマンスを発揮するためには、「新しい血」が必要だと言われています。前提としてグループに強い絆があることは大切ですが、さらに異質なグループとの交流などが、成果を上げるためには大切だということが分かっています。例えば新人スタッフを積極的に受け入れる姿勢が大切です。アメリカのシリコンバレーはIT産業の一大拠点です。シリコンバレーの住民が同じ業界内で気軽に転職可能なことが「緩い絆」を生み、大きなイノベーションを起こしたと言われています。

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